苦労の舟歌
2018-09-16


連休。
山行候補日としていたが、秋雨前線の影響で天気が冴えない。
伸びすぎた庭木の枝を払い、
始末に困っていた自分のアルバムをデジタル化して一日を過ごす。
禺画像]

記憶が無い時代の自分の写真というのは、妙なものだ。
自分という感じがしない。
どうも落ち着かない。

自分の記録というよりは、若き日の母の育児記録。
そして、昭和20年代、「戦後」の東京の記録。
フィルムが貴重で、カメラもオンボロだった当時、
この写真は構図もタイミングもピントも奇跡的に決まっていて、
きっと母は大喜びしたのだろう。
他の写真よりは、少し大きく引き伸ばしてある。

ある時から、親の愛情というものは、鬱陶しく感じられるようになった。
しかし、自分も子育てを終え、その子たちも子育てを始める年代になると、
いつの間にか、感じ方も変わっている。
こどもは、愛情を受けて育つことが大事だ。
何よりも大事だ。

そんな夜、突然に、故・野坂昭如さんの姿と声が蘇り、歌いだした。

♪ じじいとばばあの間には
深くて暗い川がある
誰も渡れぬ川なれど
エンヤコラ 今夜も船を漕ぐ
(こっくり・・)
老&老
老&老
振り返るな 老 老! ♪
ねむいぞ。

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