再録音
2017-10-11


シギスヴァルト・クイケンとラ・プッティト・バンド演奏のバッハ
教会カンタータ集CD19枚組を、次々に聴いてみている。
こんな大物を買ってしまったのは、写真左の第9番ほかを集めたCDが大好きで、
何年も愛聴していたからで、他のカンタータも彼らの演奏で聞きたくなった。
順番に聴いていたら、今日はその第9番が鳴りはじめた。
あれ? 聞き慣れたのとだいぶ違う。
禺画像]

ライナーノートを見ると、左のCDの録音は1999年、
新しく買った19枚組に入ってる第9番は、2012年12月に録音されている。
そうか再録音だったわけだ。知らずに買った。

で、どちらがいいとか悪いとか僕には言えないけれど、
どちらが好きかというと、古い録音の方だ。
古いほうに、生き生きとした躍動感と水々しさを感じる。
新しい録音は、枯淡の感がある。
そして何より、このカンタータはフルート・トラヴェルソが活躍するのだが、
古い録音では、バルトルード・クイケンが担当していたのに対し、
新録音では、フランク・トインスになっている。
この19枚組では、バルトルード・クイケンは、一曲も参加していないのだ。
バルトルードの冴え冴えとした音が大好きで、
それが聴きたくてラ・プティト・バンドを選んでいるようなところがある僕としては
これは残念以外の何者でもない。
ってえらくオタッキーな話を書いっているって自覚があります、はい。

[音楽]

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